舌痛症は、器質的な変化が認められないにもかかわらず、舌に慢性的な痛みやしびれが生じる病気です。
女性に多くみられますが、歯科治療後に発症することが多くみられます。
舌に病変が認められないだけでなく、痛む部位が移動する、食事中は痛みが緩和されるなどの特徴から、「気のせい」にされることが少なくなく、適切な診断と治療がされていないケースが非常に多くみられます。
●舌の先や縁にヒリヒリした痛みや灼熱感、しびれるような感覚が長期間続く。
●舌の痛みやしびれの原因となるような腫れや炎症などは見つからない。
●神経の麻痺も認められない。
●血液検査でも特に異常値は認められない。
●食事中や何かに熱中している間は舌の痛みやしびれを感じないことが多い。
●日内変動があり、夕方から夜に悪化する。
●痛む部位が移動する。
舌の炎症、外傷、外的刺激、腫瘍などによる舌の痛み
貧血(悪性・鉄欠乏性)、糖尿病、亜鉛欠乏、シェーグレン症候群、パーキンソン病、ビタミンB2・B12欠乏症、薬剤の副作用などに伴う舌の痛み
扁平苔癬、多形性滲出性紅斑、天疱瘡などの舌症状
舌咽神経痛、三叉神経痛、帯状疱疹後神経痛などの神経痛
脳腫瘍、脳梗塞などの症状
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