あくびなど大きく口をあいた後、閉じなくなってしまったら、アゴが外れています。
口が閉じられない。
唾液がうまく飲み込めずこぼれ出てくる。
頬骨の下に下顎頭が突出するため顔つきが変化する。
などの症状が出ます。
顎関節脱臼の治療(整復)は熟練を要しますので、整復できる歯科医師は非常に限られていますが、院長の山口逹雄は非常に得意なのでご安心ください。
顎が外れるのが癖になってしまっている状態をいいます。
以前は「なるべく口を大きく開かないように注意する」や「外科療法(手術)」しか対処方法がありませんでしたが、当院では保存的療法で完治を目指しています。
一度ご相談ください。
下顎頭の位置により前方脱臼、後方脱臼、側方脱臼に分類されます。
下顎頭が前方に脱臼した状態です。
顎関節脱臼においてほとんどのケースが前方脱臼です。
関節を元にはめ直すだけの簡単な施術で元に戻り、また周囲の組織の損傷の心配がほとんどないので、元に戻れば痛みもなくなります。
前方とは正反対で下顎頭が後方に脱臼した状態です。
下あごの先端あたりに外的ショックを受けた時に発生するのが後方脱臼です。
転倒したり、レスリング、ボクシング等のスポーツで打撃を受けた時に起きることがあります。
その為日常生活における発生頻度としては少ないですが、顎関節周囲の骨折が伴う場合が多く、症状としては前方脱臼より強くみられます。
下あごやその周囲側頭部に大きな外的ショック(交通事故など)を受けた時に発生する(横ズレを起こす)のが側方脱臼です。
発症自体が非常に珍しいですが、発症するということは脱臼以上に大ケガを負っているケースが想定されます。
顎関節症は、日本顎関節症学会によって次の4つに分類されています。
咀嚼筋(そしゃくきん)は、下顎骨の運動(主に咀嚼運動)に関わる筋の総称です。
閉口筋:
咬筋、側頭筋、外側翼突筋(上頭)、内側翼突筋
開口筋:
顎舌骨筋、オトガイ舌骨筋、顎二腹筋、外側翼突筋(下頭)
この口を閉じたり・開けたりするための筋肉に痛みやコリなどの症状がある場合をいいます。
頭痛(筋緊張性頭痛)、顔面や目、耳、のど、歯、舌、首などの痛み、肩こり、また手のしびれなど様々な症状が生じます。
◎M(Myalgia)筋痛:クリックなし、咀嚼筋痛・開口時痛あり、二次性関節痛なし
◎MA(Myalgia+Arthralgia)筋痛+関節痛:クリックなし、咀嚼筋痛・開口時痛あり、二次性関節痛あり
顎関節を構成する軟組織が外傷を受けた場合、顎の関節部分に痛みが生じます。痛みは口の開閉時、咀嚼時、圧迫時に生じますが、何もしていないときでも鈍痛が起こる場合があります。
◎A(Arthralgia)関節痛:クリックなし、顎関節痛・開口時痛あり、二次性関節痛なし
◎AM(Arthralgia+Myalgia)関節痛+筋痛:クリックなし、顎関節痛・開口時痛あり、二次性関節痛あり
下顎頭の上に位置している関節円板が前方にずれてしまうと、雑音がしたり口が開きにくくなったりします。
顎を開け閉めした時に、「コリッ」「ポキッ」「カクッ」などの音(関節雑音・クリック音)がする事が特徴です(音がしない方もみえます)。
関節円板がずれている方は、本人が気がつかないだけで、人口の15%~32%程度存在するといわれております。
特に痛みなどの症状がない場合、治療対象とならないことがほとんどです。
◎CE(Early Click)クリック初期:一次性クリック初発から2週間未満
◎CO(Click Only)クリック単独:無痛の一次性クリック初発から2週間以上経過
◎CP(Click+Pain)クリック+疼痛:開口時痛を伴う一次性クリック初発から2週間以上経過
口が開こうとしても2cm程度しか口が開かなくなり、途中で引っかかってしまい、クローズドロックという状態になります。
◎IL(Intermittent Lock)間欠ロック:間欠的な開口障害
◎LE(Early Lock)ロック初期:開口障害開始2週間未満
◎LC(Chronic Lock)慢性ロック:開口障害開始2週間以上経過
①皮質骨の断裂
②辺縁性増生
③吸収性変化を伴う下顎頭の縮小化
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