子供が3歳になった時の虫歯の罹患率は、1歳半までに卒乳していたと1歳半の時に人工乳を続けていた子供と比べ、母乳を続けていた子供は約2倍多く虫歯になります。
しかし、母乳栄養は子供に対する一般的な重要性として
①消化器系感染症、中耳炎、気道感染症、尿路感染症に対する予防効果
②ワクチン抗原に対する免疫反応を高める
③小児がんの発症率を低下させる
④生活習慣病のリスクを低下させるといった良いことがあります。
母乳をあげつつ子供が虫歯にならないようにするためには、
①お母さんの口の中の状態をよくする(虫歯の治療やメインテナンスを受ける)
②子供を寝かしつける前に、しっかり歯を磨く
③フッ素やシーラントで予防することが必要です。
日本口腔筋機能療法(MFT)学会によると、第一乳臼歯が出る1歳半~2歳頃と言われています。
離乳食をスプーンに乗せて食べさせた時、まっすぐ引いてスプーンに食べ物が残るようならまだ離乳には早いそうです。
虫歯になりやすい体質は後天的に親(主として母親)から子供へ受け継がれていきます。
虫歯になりやすい個人になるかどうかは、幼児期にどんな菌を周囲の大人から受け継ぐかで決定されます。
プロによる定期的なお口のメインテナンスを受けることで、歯やインプラントを長持ちさせることができます。
プロによるアドバイスを受けることで、ちょっとしたコツがつかめると、驚くほど上手に磨けるようになります。
歯の表面のエナメル質を強化し、酸に溶けにくい強い歯をつくります。
そして、再石灰化の促進、虫歯菌の活動を抑制します。
奥歯のかみ合わせの溝をふさぐことで、虫歯の予防ができます。
咬み合わせによって虫歯になりやすい場所が異なりますので、仕上げ磨きをする際の参考にしてください。
幼児期の反対咬合は大人になるにつれ自然に治ることもありますが、3歳で反対咬合だった子供は6%程度しか自然に治りません。
3歳児検診で反対咬合を指摘されたらお早目の受診をお勧めいたします。
指しゃぶりやおしゃぶりを長く続けていると、上顎前突(出っ歯)や開咬(前歯がかみ合わない)になる恐れがあります。
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