初感染の多くは1~4歳の乳幼児期に起き、大部分は不顕性感染です。
初感染時にヘルペス性歯肉口内炎が見られ、発熱、顎下リンパ節の痛みを伴う腫脹、歯肉や口唇内面、舌、頬粘膜、口蓋粘膜の発赤・腫脹などが生じ、小水疱形成後、アフタ様の潰瘍となります。
ときには角膜炎や湿疹を起こします。
ストレス時など再活性化された場合は、ウイルスは神経に沿ってその支配領域に運ばれ、顔面、口唇、眼などにヘルペスを発症します。
また、度重なる回帰発症の場合は、顔面神経麻痺(ベル麻痺)を起こすこともあります。
初感染は、主に思春期以降に性行為を介して性器に起こり、不顕性感染が多いが、陰部の水疱やびらんといった性器ヘルペスを起こします。
主に仙骨部の脊髄神経後根に潜伏感染し、その神経支配領域である性器部、尿道に発症することが多いが、女性においては1型が性器に初感染するケースもあります。
①手足口病
②ヘルパンギーナ
③麻疹
④天疱瘡
診療日カレンダー