一口に口内炎といっても、いろいろな種類の口内炎があります。
初感染時にヘルペス性歯肉口内炎が見られ、ストレス時など再活性化された場合は、ウイルスは神経に沿ってその支配領域に運ばれ、顔面、口唇、眼などに発症します。
歯周病(歯槽膿漏)
歯周病はsilent diseaseとも呼ばれ、自分では気がつかないうちに徐々に進行してしまう生活習慣病の一つです。
歯肉炎のピークは10歳代後半~30歳代前半、歯周炎のピークは50~60歳です。
歯根嚢胞(しこんのうほう)
歯根嚢胞は、う蝕や慢性根尖性歯周炎に続発して発症する顎骨内の嚢胞です。
歯原性嚢胞の一種であり、炎症性嚢胞の一種でもあります。 類縁疾患として歯周嚢胞、歯根肉芽腫があります。
根尖病巣
歯の根の治療は繊細で精密な技術が必要です。
不用意な操作で治療器具を破折してしまうと後々トラブルを招くことがあります。
上顎洞炎・術後性上顎嚢胞
上顎洞炎は、歯性(歯が原因)のものと、鼻性(鼻が原因)のものがあります。
POMCはPost Operative Maxillary Cyctの略称で術後性上顎嚢胞のことをいい、上顎洞炎の手術をしたのち数十年後に発症する疾患です。
口腔がんを早期に発見してもらうためには、半年や1年ごとに行われている口腔がん検診だけに頼ってはいけません。
口腔がんは徐々に進行してしまう病気ですので、手遅れになる前にご自分で気になったらすぐに口腔がん検診を受けることが重要です。
唇や舌、頬の粘膜の下には、唾液を分泌するたくさんの小唾液腺(しょうだえきせん)があります。
粘液嚢胞はこの小唾液腺からの分泌がうまく行われずに、周囲の組織中に唾液がたまって生じる嚢胞です。
正中菱形舌炎は、舌背部正中後方1/3の部位に菱形、楕円形の乳頭のない赤い平滑な部分が存在する状態です。
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