顎関節症の代表的な症状は「あごが痛む」「口が開かない」「あごを動かすと音がする」の3つです。
このうち1つ以上の症状があり、鑑別診断で他の疾患がない病態を「顎関節症」といいます。
かみ合わせや、アゴを気にしてしまい、常に上下の歯をかみしめてしまったり、歯と歯を接触させる癖をTCH(歯牙接触癖)といいます。
「かみあわせの悪さ」は、顎関節症を引き起こすうえでそれほど影響がありません。
痛みをもって来院された顎関節症患者さんの70~80%の方がTCHを持っています。
また、TCHを直すことで顎関節症が早期に改善します。
あくびなど大きく口をあいた後、閉じなくなってしまったら、アゴが外れています。
口が閉じられない。唾液がうまく飲み込めずこぼれ出てくる。頬骨の下に下顎頭が突出するため顔つきが変化する。などの症状が出ます。
口を開けようとしても2cm程度しか口が開かなくなり、途中で引っかかってしまった状態をいいます。
急に口が少ししか開かなくなってしまったら、クローズドロックです。
この状態を放置してしまうと、治りが悪くなってしまいますので、早めの受診をお勧めします。
「口が開けづらい」という症状から「顎関節症」と誤って診断されてしまうことがありますので注意が必要です。
このチェック表ですべての咬み合わせの異常が発見できるわけではありません。
合計が5点以下であっても治療が必要な症例もあります。
9点以上になった場合でも治療が必要でない症例もあります。
咬合スコアはスクリーニングを行うためのものです。
確定診断は歯科医師に行ってもらうようにしてください。
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