子育て支援と難病対策の一環で、群馬県高崎市は白血病や潰瘍性大腸炎といった小児慢性特定疾病の治療にかかわる通院費の助成を始めた。医療機関までの距離や移動手段に応じて、1000円~3万円を年4回まで支給する。
市保健予防課によると、公共交通機関、タクシーの利用にかかった実費のほか、自家用車の燃料費、高速道路の通行料、医療機関などの駐車料金が対象。
小児慢性特定疾病を患う未成年者は市内に約200人。東京都内の病院に通う患者の家族などから通院費助成を要望されていた。
市は通院費助成のほか、20歳未満の患者の医療費無料化や認定基準の緩和など、独自の支援策を講じている。